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着物リメイクの料金はいくら?一着が仕立て上がるまでの工程と内訳。

当店の着物リメイクの料金は、ワンピース・ドレスで29,700円から64,900円が目安です(2026年10月時点・税込)。解く、洗う、型取り、縫製と、一着ずつ手作業の工程が重なるため、既製服とは料金の考え方が異なります。しかし、できるだけ料金を明確にするために、当店ではパターンオーダー制としており、オプションで、袖丈や着丈の変更、裏地をつける、お届けを早める場合は、追加することができます。

料金がはっきりしていないと、中々着物リメイクに踏み込むことが難しいのは事実です。だからこそ、この記事では、一着を仕上げていくまでの職人の仕事を紹介しながら、料金の目安と、この料金になる理由、料金が上がるとき、費用を抑えたいときの考え方を、私たちの仕事の流れに沿ってご紹介します。

着物リメイクの料金の目安

お着物1枚からお仕立てする場合、ワンピース・ドレスは29,700円から64,900円、バッグなどの小物は6,600円からです。ブラウス・シャツ、スカート・パンツ、コート・ジレを含む一覧は、オーダーの手順と料金一覧でご覧いただけます。

この料金には、お着物を解くこと、洗うこと、基本のお仕立て、衣類の完成イメージ作成が含まれています。お着物は、解かず、洗わず、そのままお送りください。つまり、表示されている料金に、お着物をお送りいただく際の送料(お客様のご負担)を加えたものが、一着にかかる着物リメイクの料金です。お仕立てが完成したあとのお届け時の送料は、一回のご注文の合計金額が33,000円以上で無料となります。

着物リメイクする前の小紋の長着(左)と、仕上がった完成品(右)。 グレイッシュな青に、小花の模様のワンピース

この料金になる理由|一着が出来上がるまでの5つの工程

きもの時季は、公開しているパターンからお選びいただくパターンオーダーです。しかし、お着物が一枚ずつ違うため、実質的には、一点物づくりと同じ手間がかかります。既製服をまとめて作る流れとは、手間のかかり方が大きく異なります。

  1. 解く:ミシンではなく、和裁で縫われた着物を、手作業で解いていきます。解くときにも、慎重な注意が必要です。
  2. 洗う:着物を洗ってよいかどうかを、まず見極めます。着物の個性は千差万別で、洗いも、一枚ごとの個性に合わせた処理になります。
  3. 伸ばす:半乾きの状態で、スチームで生地を伸ばします。(ホームクリーニングができるように程よくシワを取るだけで、当初の反物幅よりは若干縮めた状態)
  4. 型取り:つるとオリジナルの着物リメイク専用のパターンで型取りをします。洋服としてのシルエットやサイズ感を保ちながら、振袖や訪問着のように、一枚の絵のように柄が描かれた着物は、その柄を生かす型取りを意識します。総柄の小紋は、そのまま裁断することが多いのですが、柄が生きるように工夫します。
  5. 縫製:着物の生地幅は約36cm(縫い代を引いた使える幅は約35cm)で、洋服の生地(110〜150cm)よりずっと狭いため、縫製の工程が、通常の幅の約3倍になる場合があります。糸の色や調子も、一枚ごとの着物に合わせて選びます。

着物リメイクの小物を調整、手直ししている手元

これらの工程は、複数のお着物を同時に進めています。そのため、解きが終わってから、次の仕立てに入るまで、約2か月かかることがあります。その間に、完成イメージのイラストを制作します。

洗いまで料金に含まれている理由

着物は洗えないと思っている方が多いのですが、特別な織りや、手描きの彩色、手の込んだ技法が施されたものなど、一部を除いて、洗うこと自体は可能です。私たちの経験では、8割以上の着物は、洗っても問題ありません。

洗うのは、古い着物を水通しして目に見えない汚れを出すため、もうひとつは、着物として着るわけではないので、リメイク後にしっかりお洗濯ができる状態にするためです。水通しをして、少し縮ませた状態から仕立てます。ただし、お手入れの方法は、着物地と仕立てによって異なるため、納品時に、その一着に合う方法をお知らせしています。洗いが料金に含まれていることは、多くのお客様が驚かれる点です。

縫製は、日本国内の限られたメンバーが

着物の9割以上は、正絹です。繊細なシルクの素材感、とくにちりめんのような柔らかい素材を扱うには、非常に高度な技術が必要で、すべてのスタッフが、難しい縫製を行えるわけではありません。

縫製を担当するのは、日本国内の、縫製歴10年以上のベテランが中心です。ただ、ベテランだからできる仕事ではなく、服作りを、しっかりと任せられる感性と能力、技術力のあるメンバーにだけ、依頼しています。縫製のメンバーは、これまでに何度も選考してきました。

ミシンで着物地を縫う手元(白黒) 物差しを当てて、着物地の柄の位置を確かめる手元(白黒)
ミシンで着物地を縫う手元(左)と、物差しを当てて柄の位置を確かめる手元(右)

料金が上がるとき|オプションについて

同じアイテムでも、次の場合は、追加の料金がかかります。

  • 袖丈や着丈を、規定以上に長くする
  • 裏地をつける
  • お届けを早める:通常は、4か月から半年程度お時間をいただいています。納期を短縮する場合は、追加になります。

オプションの内容と料金は、カスタマイズ・オプションでご確認いただけます。

思い出の着物地を残したいけれど、費用を抑えたいとき

費用を抑えたいときは、まず小物からご注文いただくのがお勧めです。また、パターンやデザインが比較的簡易なアイテムは、料金が少しお安くなります。

黒地に朱色や白の模様の着物地から仕立てた巾着。黄色の紐と飾りの玉がついている

基本的に、小物であっても型取り前の作業は同じです。ですが、型取りの難易度や縫製に必要な時間や能力が異なるため、小物を製作する料金の方が抑えられる傾向にあります。そのため、形見分けなどでいくつも作りたい場合には、バッグ類などをお選びいただくことが多くあります。

「高い」と感じたとき

「高い」とお感じになるのは、無理のないことだと思います。私たちは、ここまでにご紹介した、手間のかかる工程が含まれていることと、洋服を1枚購入することとは、まったく異なる服作りであることを、お客様にお伝えしています。アトリエで完成度や品質をご覧になったり、実際の着物のお直しなどの料金と比較すると、料金が控えめだったと、驚かれる方もいます。

お客様の声

【お客様の声(一部抜粋)】

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 3本目です!
 亡き人のものを生かせる、というその1点においても、高いお金を支払う価値を認めています。仕上がりが素敵なら尚更、いい買い物だと納得です。

アイテム:イージーワイドパンツ
お着物:亡くなったお母様の着物

【お客様の声】

Customer Icon

 素敵な仕上がりです
 母が着ていた訪問着と私の絞りと大島紬の3点をリメイクして頂きました 少し時間はかかりましたが届いた物を見ると 時間がかかるのも納得の仕上がりでした 旅先にも持って行って色々なバリエーションで活用させて頂いています

アイテム:月チュニックワンピース
お着物:訪問着・絞り・大島紬

これまでの仕立ての様子は、着物リメイクの事例で、ビフォーアフターとあわせてご覧いただけます。

よくある質問

Q1: 着物リメイクの料金には、何が含まれますか?

各商品ページの表示価格が、通常仕様のお仕立て料金です。お着物を解くこと、洗うこと、基本のお仕立て、衣類の完成イメージ作成が含まれています。着丈やサイズの変更、裏地、お届けを早める特急対応は、別途オプション料金がかかります。お届け時の送料は、一回のご注文の合計金額が33,000円以上で無料となります。お着物をお送りいただく際の送料は、お客様のご負担です。

Q2: 料金が通常より上がるのは、どんなときですか?

袖丈や着丈を大幅に長くする場合、裏地をつける場合、お届けを早める場合です。通常のお届けは、4か月から半年程度です。

Q3: 1枚の着物から、洋服と小物を一緒に作れますか?

大抵の場合、洋服と小物で2点以上を仕立てられます。ワンピース1点とポーチやバッグ、またはブラウスとパンツなどのセットアップも可能です。ただし、サイズが大きくなるほど、セットアップで2点を作ることは難しくなります。

Q4: なぜ、洗いまで行うのですか?

水通しをして、少し縮ませた状態から仕立てることで、リメイク後にお洗濯ができる状態にするためです。洗うこと自体は、一部の特殊な着物を除いて可能で、私たちの経験では、8割以上の着物は、洗っても問題ありません。ただし、専門的な洗い張りとは異なります。

おわりに

料金の一覧はオーダーの手順と料金一覧で、着物リメイクの全体像は着物リメイクとはでご案内しています。仕上がりの印象が気になる方は、野暮ったくない、褒められる着物リメイクもご覧ください。

お持ちの着物の写真と、気になっていることを、そのままお聞かせください。実物を見ながら相談したい場合は、東京・表参道のつるとアトリエ(表参道駅から徒歩12分)で開催している試着相談会・オンライン相談をご利用いただけます。リメイクをお考えのときは、当店の着物リメイクのオーダー「きもの時季」をご覧ください。

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