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白露

読み方:はくろ

草木に朝露が宿り始める頃を意味し、今年はからまでが、白露の時期。

季節について

白露は、二十四節気の一つで、「陰気ようやく重なりて露凝りて自(白)色となればなり」(「暦便覧」)とあります。ここでいう陰気は、陽気とともに万物を構成する気であり、秋冬は陰とされます。白露は「しらつゆ」という意味で、本格的な秋が訪れ、草木においた露が白く輝く頃を指します。昔の人は、この露を夏から秋への交代期の目印としました。朝晩の冷え込みが顕著になり、露が光を受けてきらめき、秋の清らかさと儚さを感じさせます。ツバメが南へ渡り、コオロギが鳴き始める頃ですが、コオロギについては昔と状況が変わっている可能性もあります。萩の花が咲き乱れ、秋の七草が風に揺れ、雁が北へ帰っていく姿が見られます。澄み切った秋の空は高く感じられ、遠くの山々がくっきりと見えます。

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