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立冬

読み方:りっとう

冬の気配が立ち始める頃を意味し、今年はからまでが、立冬の時期。

季節について

立冬は、二十四節気の一つで、「冬の気立ち初めて、いよいよ冷ゆればなり」(「暦便覧」)とあり、暦の上では冬の始まりを告げる日です。日暮れも一段と早まり、陽の光は弱々しく、日向が恋しい季節となります。例年、木枯らし一号が観測されるのもこの時期で、「今朝の冬」という季語があるように、この日の朝の冷え込みを指します。北国からは初雪の便りが届き始め、肌に冷たい冬時雨(ふゆしぐれ)が降り、寒冷地では大地が凍り始めます。山茶花(サザンカ)や金盞花(きんせんか)、そして水仙といった秋から冬にかけて咲く花が開き始め、鮮やかだった木々の葉も色あせ、はらはらと舞い落ちる紅葉や落葉が冬の訪れを告げます。町から少しずつ色がなくなっていくのを感じる、冬枯れの気配が漂う時期です。

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