日常使いしたい、着物リメイクの小物集|サイカイの衣 セミオーダー
和の雰囲気とモダンさのバランスが程よい、着物リメイクの小物。
着物一枚からリメイクされる小物は、手仕事が凝縮されたオンリーワンのアイテムです。また、生地としての上質さ、描かれる模様のかわいらしさ、どこを探しても見つからないような個性があります。
着物コーディネートのアクセントとして。着なくなった着物を受け継ぐモノとして。そんな日常に彩りを添える、着物リメイクの小物を集めてみました。
- 小物1)デイリーユースの「きものターバン」
- 小物2)スーツに合わせた「きものネクタイ」
- 小物3)2-way の日常づかい「きものサコッシュバッグ」
- 小物4)現代版の風呂敷「わのしき」
- 小物5)目を引く色使いの「きもの財布」
- 手仕事のあるモノ
1.デイリーユースの「きものターバン」
着物は、一枚で十分に素適です。しかし、数枚組み合わせると、より個性的でモダンな雰囲気にすることもできます。きものターバンに使用する生地は、着物であったり、着物の裏地。その多くが天然素材であり、着け心地がとても軽やかで、長い着用も気になりません。
また「着物の模様・柄」「生地の質感・肌触り」「色の組み合わせ」など、着物リメイクならではの特徴が、ターバンひとつに詰まっています。
洗えて、心地いい。
着物リメイクでのよくある質問として、「洗えるの?」と聞かれることがあります。結論から言うと、洗えますが中には洗うことを推奨しないお着物もあります。着物リメイクの洗い方について、以下の記事にてご紹介しています。
→ 「着物リメイクの衣服を洗濯する時の気をつけたいポイント」
「きものターバン」は、ヘアアクセサリーですので、洗濯する前提で製作しています。特に、夏の季節など汗をかく季節ほどターバンを使用するため、簡易的に洗うことをお勧めしています。
後のリボンで緩さの調整ができ、締め付け感なく、シルクやコットンの心地よい肌ざわりを堪能いただけます。
お持ちの着物から、ターバンをつくる
1種類の生地から、ターバンをセミオーダーすることができます。初めて、着物リメイクの小物をつくりたいという方におすすめしています。セミオーダーの料金は、お着物をそのままお預けしていただき、¥5,500(外税)からです。日常づかいしやすい、着物リメイク小物ターバンは、以下よりセミオーダーください。
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2. スーツに合わせた「きものネクタイ」
着物地をバイアスに使うことで、それまで見ていた着物から一転、モダンな雰囲気のネクタイに生まれ変わります。独特な模様や印象的な色合いのネクタイを締めることで、気分が上向いたり、周りの人との話題となったりするのではないでしょうか。
正絹で製作するきものネクタイは、気品と程よい個性があります。そのため、贈り物としても選ばれる小物です。
お持ちの着物から、ネクタイをつくる
着物地によって、ネクタイに向き不向きがあります。ネクタイに仕立てる際、生地によって形がキレイに整いづらいためです。特に、生地が厚すぎる or 薄すぎるものは、ネクタイに不向きな生地のため、当店ではお客さまへおすすめしておりません。
大島紬などは、ネクタイへの着物リメイクが向いている着物地です。もし、ご相談などがあれば、お気軽にお申し付けください。
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3. クラッチバッグにもなる「きものサコッシュバッグ」
布製のバッグのいいところのひとつ。それは、持っていても疲れないような軽さであることです。きものサコッシュバッグは、手持ちにも肩がけにもできる 2way の仕様になっています。その日の気分や装いに合わせて、少しカジュアルな個性的着物リメイクの小物として活躍します。
コンテンポラリーでエスニックな布小物
きものサコッシュに向いているのは、張り感のある帯や少し厚みのある着物地。使用する柄・模様、色合いだけでなく、その素材感によっても個性が生まれます。形のシンプルなバッグに和柄を合わせると、もともとそれが着物であったことに意外にも気がつかれません。
それだけ、着物の柄が多様であり、使い方によっても違った風に見えるのです。モダンにも見えて、文化的に見える布小物とも言えます。
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4. 現代版の風呂敷「わのしき」
いつからか、日本において風呂敷を使うという習慣は、一部の人のものとなり、今では風呂敷の結び方・使い方がわからないという方は、決して珍しくありません。
つるとのスタッフは、色々なものを持ち歩くとき、わのしき(風呂敷のようなもの)を常使いしています。というのも風呂敷は、四角い布であることが最大の特徴なので、ハンカチ感覚で畳み、ポケットやバッグに入れておくことができるからです。軽くて、広くて、邪魔にならないのはもちろん、スカーフとしてもお使いになる方も。
わのしきは、普通の風呂敷とは異なり、何枚かの布を剥ぎあわせ、一枚に仕立てています。異なる柄や織り、質感や色合いの着物同士を組み合わせるのは、少し時間のかかることですが、それによりオンリーワンに仕上がります。
シルクの手触りや、スローメイドならではの立体感。時間のつやがもたらす贅沢さもまた、着物リメイク小物で味わうことができます。
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5. 目を引く色使いの「きもの財布」
シンプルでプレーンなものが手に取りやすいですが、柄モノもまたとても素適です。小物の場合、洋服に比べ柄・模様がはっきりしていても、手に取りやすいのではないでしょうか。
着物の帯は、描かれる柄のモチーフがユニークであったり、織りの風合いが独特であったりと印象深いものが多く思います。そういった生地で仕立てるお財布は、どれも他に同じものがなく、品のあるエレガントさがあります(そして見るからに金運がアップしそうです…)
お持ちの帯・着物から、お財布をつくる
「きもの財布」をセミオーダーするには、着物の袖が一枚くらい必要です。あまりにも生地が薄いものですと、使用しているうちに生地が弱まり、切れてしまうかもしれません。ですので、セミオーダーする際は、生地の丈夫さを確認した上で、お申し込みください。
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手仕事のあるモノ
ヴィンテージやアンティークを日本語に置き換えると、どんな言葉が適切なのでしょう。「ことば」が意味することを理解できるのに、適切な形容する母国語の言葉が見つからなかったり、ピッタリと当てはまる気がしなかったりします。
着物リメイクの小物の良さのひとつは、自然に生まれる時代のつやがあるということです。意図的に、ヴィンテージ風に加工を施すのとは違います。一度は完成したモノが、時の流れの跡を残し、より完成されていく。そんなイメージです。
時を経て大切にされて着物が、手を加え小物になることは、手仕事なしにはあり得ません。そうして、時代のつやが紡がれたモノこそ、とても素適なヴィンテージ品ではないでしょうか。
着物・浴衣を着るときの和装用バッグであったり、巾着やエコバッグの代わりとしての風呂敷といった和小物に、着物リメイクという選択肢を感じていただけたら嬉しいです。
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