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サイカイの衣「眠っていた反物は、シャツとパンツへ」 K I M O N O F U K U

kimonofuku tsuruto  着物リメイク

「キモノフク」を作ること。

それは、私たちつるとのコンセプトを体現する取り組みの1つです。
 

不要になってしまった着物をリメイクするということではなく、
 

“着物〜KIMONO〜”が、
再び循環していくアートワークとして。

 
私たちの伝統に息づく美学を、
日常に寄り添うものとして新たな形でお届けしていく。

 
1つの答えが、「キモノフク」でした。

kimonofuku tsuruto  着物リメイク
design by Nigella
 
 
男もののデットストックの反物から
シャツとパンツを仕立てました。

kimonofuku tsuruto  着物リメイク
 
 
今回、お客様のご要望で、持込みの着物からではなく、
素材を当店で提案させていただいた。

おそらく、昭和初期のものと思われる
男ものの紺色のシンプルな新中古の反物。

kimonofuku tsuruto 着物リメイク

シンプルながら紺1色ではない、黒と紺の2色の糸が織り込まれ、
立体感ある表情、

素材としては、ウールが主に使われ、シルクが混合されている。
この時代のものとしては多く見られる素材構成です。
 
kimonofuku tsuruto  着物リメイク

薄手で軽い素材感でありながら、程よい張りのある生地。
ウール&シルクの天然素材ならではの着心地があります。
 
kimonofuku tsuruto  着物リメイク
  
また、織によって単調ではない深い紺色となり、
味わいのある色味を施しています。
 
kimonofuku キモノフク tsuruto  着物リメイク
 
古いものに触れることで得られる、当時のものづくりの足跡。
着物に仕立てられることなく、その時を待っていた反物。
 
こうして、眠っていたものを何かの形に仕立てる、
 
時代を越えて、ものづくりをできているような
そんなよろこびに浸れる瞬間でもあります。

kimonofuku キモノフク tsuruto  着物リメイク
 
出来上がったキモノフクたちを眺め、撮影し、こうして文章を綴っていると、
時を縫い合わせているような不思議な感覚を覚えます。


kimonofuku キモノフク tsuruto 着物リメイク 
made by CHIHO

 
誰かがつくり、誰かが大切にしてきたモノ。
それらがふたたび袖を通すモノになることで、
時間とともに磨かれた上質なモノが循環していきます。
 
誰かに作り出され、大切にされてきたモノが新たな姿・形で、
また誰かに大切にされる。

私たちは、キモノフクを通して、
着物がふたたび循環していくことを目指しています。




 

「サイカイの衣ー着物から日常の衣へ」 

 明日を待つ着物を ほどき、縫い、仕上げる。
  
作り直すという行為が新たに生む
唯一無二の1着
  
生まれ変わる
世界に一つのこの国の「衣」を
お楽しみいただけたら幸いです。
 



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