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小満

読み方:しょうまん

万物が次第に満ち始める頃を意味し、今年はからまでが、小満の時期。

季節について

小満は、二十四節気の一つで、本来「麦の穂の実り、少し満ちてきた」という意味ですが、やがて「万物が次第に成長していく天地に満ち始める時期」と解釈されるようになりました。「暦便覧」にも「万物盈満すれば、草木枝葉しげる」とあり、**盈満(えいまん)**は生命が溢れんばかりに躍動する様を表します。日ごとに気温が上昇し、草木が青々と茂り、畑の麦は大きく穂を実らせます。この時期は、蚕が盛んに桑の葉を食べ始め(蚕起食桑)、紅花が咲き誇り(紅花栄)、麦畑が黄金色になる(麦秋至)など、生命の成長が農業や養蚕と密接に結びつく季節です。梅雨前の爽やかなひとときであり、西日本では梅雨入りする地域もあり、夏の本格的な訪れを感じさせます。

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