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眠ったままの振袖を、特別な一着に。振袖リメイクの魅力と事例

かつて成人式や特別な日のために用意された振袖。意匠性が高く、大胆な模様や色使いなものから、シンプルだけれども奥深い色合いに地模様が美しいものまで幅広くあります。しかし、今はタンスの中で静かに眠り、それを目にするたびに「どうすれば、この振袖をもう一度活かせるだろう?」と考える方も少なくないでしょう。振袖をリメイクすることは、そんな特別な思い出の詰まった品を蘇らせ、日常生活に彩りを添える素敵な方法です。

着物リメイク 振袖

この記事では、振袖リメイクの魅力やその価値、そして実際のリメイク事例を詳しくご紹介します。上質なものだからこそ、次に活かす着物リメイクの良さをお届けします。

着物リメイク 振袖から、ブラウスとスカート

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振袖リメイクが選ばれる理由とは?

1. 思い出と絆を未来へつなぐ

振袖リメイクは、母や祖母から受け継がれた振袖を新しい形に作り変えることで、その思い出や絆を次の世代に繋ぐことができます。

着物リメイク 振袖

お客様の声:

「合わせにくいのかと思ったけどそうでもない!母が亡くなり、母の振袖をリメイクしたいと思い注文させていただきました。
振袖で派手なので、コートとして普段着で着られるのだろうか…ととても心配でしたが、
届いて着てみたらシンプルなコーデのアクセントになって全然合わせにくくない!
本当にお願いしてよかったです。私の成人式のときにはサイズが合わず着られなかったので、今、リメイクされ親孝行できているのかなと思っています。これから暑くなるのでしばらくは着られませんが、涼しくなる日が待ち遠しいです。」このように、想いの詰まった着物をさらに深く味わい、日常に取り込むことができるのがリメイクの魅力です。

アイテム:ハオリコート

2. 特別な一枚をより身近に楽しめる実用性

普段使いできるワンピースやトップス、ボトムス、さらには小物へのリメイクは振袖を少し特別なシーンに活躍します。たとえ日常的なアイテムでも、振袖の鮮やかな色彩とデザインが生きることで、少し気分をあげたい日に向いたものへと昇華されます。

振袖リメイク事例

  1. 大胆な模様使いの「茶ボタンドレス」

  2. 振袖ならではの色使いを分けた「2種類のドレス」

  3. メリハリある赤で花柄のな「ドレス+セットアップ」

  4. 絞り模様が大胆なセットアップ「ブラウス+スカート」

  5. 古典な模様に紫地のセットアップ「ゆえシャツ+パンツ」

  6. 淡いグリーンのブラウスと小物

  7. ワンピースの残り生地からバッグを2種類

  8. コントラストあるフレンチスリーブのワンピース

どれも、振袖の個性をそのままに、うつくしさある日常の衣を追求しています。

3. サステナブルな選択と環境への配慮

リメイクは、振袖を処分するのではなく再利用することで、家族の思い出が受け継がれるだけでなく、環境保護にも貢献します。限りある資源を大切にしながら、新たな価値を生み出す選択です。そもそも着物は、そういったサイクルがなされていた循環するものだったのです。

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実例紹介:振袖リメイクで生まれ変わった素敵な事例

1.大胆な模様使いの「茶ボタンドレス」

着物リメイク 振袖

【デザイナーコメント】
振袖の華やかさを活かしながら、日常にも溶け込むようなAラインシルエットのワンピース「茶ボタンドレス」へと再構築しました。柄の流れが美しく繋がるよう丁寧に配置し、元の着物がもつ大胆さと繊細さをそのまま纏える一着に。

2.振袖ならではの色使いを分けた「2種類のドレス」

着物リメイク 振袖

【デザイナーコメント】
花びらが舞う一枚のコントラストある美しい振袖を、対照的な表情をもつふたつのドレスへとリメイクしました。大胆な黒地を使用したショルダーギャザードレスと、やわらかな白地に花の部分をメインに配置し、優雅な月ドレス|ノースリーブへ仕上げています。

3.メリハリある赤で花柄のな「ドレス+セットアップ」

着物リメイク 振袖

【デザイナーコメント】
鮮やかな赤の振袖がもつ華やかさを活かして、セットアップとワンピース、ふたつの装いにリメイクしました。花籠文の意匠はそのままに、ポイントに華やかな模様が配置された衣服へ。コチのノースリーブドレスつぐみのブラウスイージーワイドパンツの3点を振袖から余すことなく製作しました。

4.絞り模様が大胆なセットアップ「ブラウス+スカート」

着物リメイク 振袖

【デザイナーコメント】
白の美しい光沢感ある地に、絞りの大胆な熨斗文が印象的な振袖を、やわらかな風鈴草フレアスカート月ブラウスへと再構築しました。凛とした黒と白のコントラストはそのままに、動くたびに揺れる軽やかフレアスカートとVネックのブラウスのセットアップを一枚の振袖より製作しました。

5.古典な模様に紫地のセットアップ「ゆえシャツ+パンツ」

着物リメイク 振袖

【デザイナーコメント】
深い紫地に金の波模様や山々の模様が映える振袖を、セットアップとして軽やかに仕立て直しました。程よくゆったりとしたシルエットのゆえシャツタックパンツは、落ち感ある生地と相性がよく、それぞれが日常づかいいただけるアイテムに。

6.淡いグリーンのブラウスと小物

着物リメイク 振袖

【デザイナーコメント】
やさしい若草色に、絢爛な熨斗文の中におめでたい文様が咲きこぼれる振袖を、気品あるブラウスと小物に再生しました。風鈴草ブラウスは、胸元で柄がつながり合うように並べ、柔らかな生地感がゆえにドレープの美しい仕上がりに。印象的なブラウスと小物で、コーディネートをお楽しみいただけます。

7.ワンピースの残り生地からバッグを2種類

着物リメイク 振袖

【デザイナーコメント】
鮮やかな品ある青に咲く花々と、華やかな御所車の意匠。この美しい振袖を、ワンピースを製作後、トートバッグとクラッチへと再生しました。着物リメイクの小物として、きものトートバッグきものサコッシュは、人気があり、振袖などの美しい模様部分を活かすことができるためお勧めです。

8.コントラストあるフレンチスリーブのワンピース

着物リメイク 振袖

【デザイナーコメント】
白と茶の地に、桜の花々が咲きこぼれる美しい振袖。この一枚の振袖を、抜け感ある柄の部分を用いて、タンモノドレスへと再構成しました。体に沿って落ち、自然なドレープが華やかさと気品を両立したワンピースへと仕上がりました。

特別な日のお洋服に

成人式の振袖を、大切な記念日にも着られるドレスやセットアップに変える選択肢も。特に家族との思い出深い機会に、かつての振袖である新たなに洋服を身に纏うことは、その日のひとときをさらにかけがえのないものにします。

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振袖リメイクを始める前の流れ

【依頼前の確認】

    1. 振袖の状態確認

    2. デザインを選択

    3. デザインで悩んだら相談

生地の状態により振袖1枚からワンピース2着製作可能なケースもあれば、振袖1枚からワンピース1着のみ製作可能であったりと、その状態により左右されることがあります。まずは、振袖の状態を確認し、その後デザインを決めることで、より思い描いた振袖リメイのイメージに近いものが出来上がるでしょう。

しかし、衣服へのお仕立てには専門的視点を要する場合が多々あるため、デザインの選択で悩んだら、ご相談いただくことをお勧めします。

よくある質問:着物リメイクの疑問に答えます

Q1. 振袖の柄や素材はリメイク後どのように活かされますか?

振袖から一点製作する場合には、元の柄を最大限に活かし、その生地が持つ特性に合わせたアイテムを製作します。二点以上製作する場合には、取り都合の関係により、着物地を余すことなく活かします。

Q2. 着物リメイクの費用感や納期は?

この記事でご紹介しているタンモノドレスの場合21,450円(ほどき等を含む*2025年5月現在)料金となっており、納期は一般的に4~6ヶ月程度です。

Q3. 着物の状態が悪くてもリメイクできますか?

振袖の良い点は、生地が通常の長着よりもたっぷりとあることです。そのため、可能な限りシミや破れを避けることができます。場合によっては、問題が起きない形で剥ぎを入れ補正を施しリメイクすることもできます。生地の具合に不安がある場合には、ぜひご相談ください。

あなたの振袖に新しい命を吹き込む時

晴れの日の特別感が込められた日本の伝統衣装「振袖」。新たな視点・形で、その日本らしく華やかなデザインを私たちの日常に取り入れ、美しさを再発見できることこそ、振袖をリメイクすることの価値であると考えています。

ぜひ、あなたの大切な振袖をリメイクしてみませんか?私たちTsurutoでは、プロフェッショナルなデザイナーと職人達が心をこめて作業を行っています。まずはお気軽にご相談ください。

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