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大寒

読み方:だいかん

一年で最も寒さが厳しい頃を意味し、今年はからまでが、大寒の時期。

季節について

大寒は「寒さの極み」という意味を持ち、一年で最も寒さが厳しく、沢の水が厚く凍りつき、大雪が降る時期です。しかし、この極寒の中で自然界は春の支度を始め、ふきのとうが雪の間から顔を覗かせ、ニワトリが卵を産み始めるなど、静かながらも春への兆しが感じられます。この時期にあえて武道や水泳などの稽古を行う「寒稽古(かんげいこ)」は、身体と精神を養うのに最適な季節とされ、人々は温かい鍋料理を囲み、家族や友人との絆を深めます。大寒の終わりには「春隣(はるどなり)」という季語があり、どんなに寒くても次は立春が訪れ、命の営みが繰り返されることを予感させます。